君へ~たった一通の君への手紙~
「ねぇ、智君、…。智君は…。智君は…、ううん、智君と、一緒に居るのは…、一緒にいられるのは、私じゃないでしょ…?だって…、智君は…、私じゃない、優が好きなんでしょ………?私の笑顔じゃない、優の笑顔が…、好きなんでしょ…?智君と、一緒に居るのが、一番ふさわしいのは…。優…、でしょ…?智君が、一緒にいたいのは、優でしょ…?」

「ずっと…、言わなくてごめん……。でも、美香を悲しませたくなかったんだ…。」

「智君の、そういう優しさが…、余計辛くなるんだよ……?」

「ごめん…。」
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