不良彼氏と徒然なる日常




でもよく考えてみると焦ることはない。

だってまだ見つかってないから、まだ隠れることはできる。




「ちょっと凛、バレたわよ?」

瑞希が小さな声で私の心配をしてくれた。

(どうしよう……)


このまま黒崎達が騒いでいる間に後ろのドアから逃げるしかない。

でももし姿を見られたら?

きっと追いかけてくるのではないか?


そう思ったら動くことができなくなってしまった。


「凛!」

「……あ。」


いいことを思いついた。

このままだと黒崎達は探しに行くだろう。

だったらーーーー……



< 18 / 39 >

この作品をシェア

pagetop