不良彼氏と徒然なる日常
でもよく考えてみると焦ることはない。
だってまだ見つかってないから、まだ隠れることはできる。
「ちょっと凛、バレたわよ?」
瑞希が小さな声で私の心配をしてくれた。
(どうしよう……)
このまま黒崎達が騒いでいる間に後ろのドアから逃げるしかない。
でももし姿を見られたら?
きっと追いかけてくるのではないか?
そう思ったら動くことができなくなってしまった。
「凛!」
「……あ。」
いいことを思いついた。
このままだと黒崎達は探しに行くだろう。
だったらーーーー……