BlackLove
あたしは、龍哉にお茶を出して
てきとーに座ってもらった。
「龍哉・・・・この前の彼女の写真持ってる?」
「あぁ、あれか。持ってるけど。」
「見せてくれない?」
龍哉は鞄から取り出して、あたしに見せてくれた。
あたしの目に間違いがないことを確認して
気持ちを落ち着かせた。
「ちょっと、あたしの話してもいい???」
「いいよ。凛が自分から話すことってあんまないし。」
「そう?まぁ、こんなに改まってはないかも。」
あたしは軽く深呼吸をして、話し始めた。