BlackLove
「「あのさ!!!!」」
・・・・はもった。
「龍哉からいいよ。」
「・・・・じゃあ。」
意外とあっさり。
今、そういう空気じゃないもんね。
「あのさ、ごめんな。俺・・・・一人になるのが怖かった。」
龍哉の言っている意味は、すぐに分かった。
『居場所』をつくってしまったら、そこから抜け出すのは、難しくて、
怖くて・・・・悲しい。
知ってるよ。
「でも、俺ら、組長同士ってだけじゃなかった。ちゃんとした友達だった。」