BlackLove

変わる、変わらない


あたしは西病院に着いた。

看護婦さんに病室を聞き、走るあたし。


隆平の病室の前にあたしは立った。

もし、誰かいたらどうしよう。

龍哉がいたら、どうしようって。


でも、そんなあたしの事情より隆平のことのほうが大切だから。


だから、あたしは、

隆平の病室の扉を思いっきって開けた。



おそるおそる中に入ると

そこには、昔と全くといっていいほど変わってない

隆平の姿。

隆平だって、すぐにわかった。



「誰?」


「あ・・・・・凛。」


「・・・・凛!!!!??」


そりゃあ、驚くよね。
10年ぶりだし。




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