BlackLove

「高倉!!」


数分後、すぐにつかまってしまった。


「なによ!!虎組の組長のくせに!!」


あたしは振り返らず、大声で叫んだ。


「・・・・は?」


く、口がすべった。

最悪だよ・・・・。


でも、ここであたしが組長だってばれてもまずい。


「ごめん。この前、歩いてたら見かけた。」


「・・・・そっか。」


彼の声はトーンが低くなった。



「秘密にしてとか言わないの?」


「言うもなにも、絶対お前ばらさないし。」


「そんなの分かんないじゃん。」



どうしてそこまで信じられる?
ぜんぜん仲良くないし。





< 35 / 362 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop