FRUIT MIX.
真司は私の事を1番わかってくれている。
多分私はこんな人生に飽き飽きしていた。
それを真司はわかっていたんだろう。
「 ありがとう。」
私がそう言うと真司はにっこり笑って頷いた。
塾も終わり、私が荷物を片付けていると真司が迎えに来た。
「 苺、用意できた?」
「 真司、私寄るところあるから先帰ってて?」
「 OKしに行くんだ。」
「 まぁ、それもあるけど携帯そこに忘れてきたの。」
「 そっか、気をつけろよ。」