お隣さん〜近くて遠いキミとの距離〜

*4



あたし、郁のことがこんなにも好きなんだ。



「郁…」



大好き。



そう小さく呟いたあたしの声は郁には聞こえてないだろう。



「何か言ったか?」

「ううん」



今はまだこの関係をくずしたくなくて、臆病なあたしを許して。



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