I can …


彼はまだ誰にも
打ち明けてはいないが、
岬小枝のピアノに
憧れを抱いていた。


小枝の夫・成実が、
気紛れで開いた
コンサートで、
偶然にも気紛れに
小枝にピアノを
弾かせたこと以来、
あの音色が
忘れられないでいた。


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