I can …


目を見開いて尋ねる。



「嘘
手、大丈夫なの?」



「とりあえずはね」



柊荘司は
さも何でもないかのように
答えた。


左手に巻かれた包帯を
外しながら
彼は椅子に腰掛ける。


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