こい×ばど ー恋×羽球ー 1
昼休み、屋上にユウヤと行った。
もちろん、授業は集中できなかった。
「なぁユウヤ……
もう俺ダメだ…」
「もしかして、加瀬琉依ちゃん?」
俺は下を向いてうなづいた。
だから、ユウヤは気づかなかったかも。
「俺も昨日見たんだ。バド部だからな。」
「俺は…ルイちゃんが好きだ。
昨日電車でルイちゃんが痴漢にあってて、
俺、ルイちゃん助けたんだ。
なんか…なんかさ、うまく言えないけどさ…」
「それが、恋じゃねーの!?
もっと自信持てよ!!」