動化家
託された禁断の書
ナナは先に進んだ。カオルはナナの腕を掴んだ。カオル「待てよ…。」ナナ「お前さ、動化家の事どう思ってんだ?」カオル「大事に思ってる…。」ナナ「今の当主様はな、お前を新たな動化家の当主にしようとしてるんだぞ!」カオル「俺なんか…当主様になれない。ナナがやれよ。」ナナ「後で、直接聞いてみな!」2人は奥まで歩いた。すると、向日葵がたくさん咲いていた。そこにはみんながいた。しかし、リリの姿はなかった。当主様「カオル…。これを君に託す…。」当主様は、禁断の書をカオルに渡した。カオル「受け取れません。」当主様「私は、もう疲れた。隠居したい。カオルかナナかリリに託そうとしたが、ここはカオルに任せたい。」カオルは禁断の書を受け取った。カオル「俺、自信ないです…。」当主様「頼んだぞ。私達は、先に帰っておく。」当主様は魔法を使って消えた。ナナ「良かったな。これでお前の夢が叶うな。さっさと行けよ!俺は、リリを探す。大事な俺の彼女だから…。」ナナは奥に進んで行った。禁断の書のページを開いてみると白紙で、万年筆が置いてあった。そこにはこう書かれていた。”禁断の書の主、カオル。これからはカオル様の指令に従います。あなたが書いた事は実行されます。悪魔の書には手を出さぬように。恐ろしい恐怖が待っています。”カオル「恐ろしい恐怖?」カオルは禁断の書を閉じた。カオルはナナの跡を追いかけた。