動化家
ナナの気持ち
のほほん島に着いた。リリとナナは船から降りた。シスターがいた。シスター「のほほん島へようこそ。」シスターは気配を消し居なくなった。リリ「花、持って来た?」ナナ「いや、持ってきてない。」リリ「のほほん島は普通の花じゃダメなの。」ナナ「どんな花がいいんだ?」リリ「魔法で作るか、自分でオリジナルの何かをあげるかよ。自分の私物でも形見でもいいらしいから。私は、魔法の花を持って来たから。先に行くね。」リリは母親のお墓の前に行った。リリ「お母さん。来たよ。初めてだよね。これ、魔法の花。作ったんだ、それとね、わたし1人ぼっちになったんだ。もう誰も居ないの。誰も。」泣いていた、リリを後ろからナナが抱き締めた。ナナ「ばか野郎。1人じゃねぇだろ?俺やみんながいるだろ?」リリ「ナナ。。」ナナはリリの頭の上に花のワッカを乗せた。ナナ「俺は泣いたお前の顔が嫌いだ。泣いたら、お前の母さんだって悲しむだろ!笑顔で挨拶しないと。」リリ「そうだよね。ありがとう。」ナナは抱き締めてた手を離した。リリ「お母さん。わたし、たくさん友達や仲間がいるんだ!今、すごく幸せなんだ。だから、いつまでも天国で見守っててほしい。」リリは精一杯の笑顔を見せた。ナナ「それでこそ、リリだ!」リリ「ナナはお墓参りしないの?」ナナ「俺の母さんのお墓はここにない。お前が不安そうな顔をしてたから、動化家の瑠璃さんに調べてもらったんだ。」リリ「ナナ。瑠璃さんにもお礼しなきゃ。」ナナ「あのさ、俺、いま瑠璃さんと付き合ってて、結婚前提のお付き合いしてて、本当に瑠璃さんの事を好きでいるのか分からないんだ。」リリ「そっか。ねぇ!気晴らしに瑠璃さんと私とカオルで、どっか出かけない?」ナナ「いいのか?」リリ「もちろん。そうと決まれば、動化家に戻ろう。」2人は船で動化家へ戻った。