動化家
静海の狙い
なくなった禁断の書を探しに、当主様とカオルとリリと竜の魔法使いはウォータータウンへ向かった。一方、ウォータータウンではある事件が起こっていた。町中が燃えていたのだ。燃やしたのは静海と星香だった。静海「こんな町なくなればいい。こんな町…。」星香「静海、禁断の書をどうするつもり?」静海「俺が、全部変えてやるんだ。俺の父さんはウォータータウンに住んでいた、だけど、その頃の動化家の当主様に父さんは殺された、父さんが魔法使いだからって理由だけで殺されたんだ。ウォータータウンの住人は見てみぬフリしやがった。」星香「静海…。復讐の為ならやめなさい。そんな事しても…。」静海「わかってる。だけど、やっぱり許せないんだ!見殺しにしたウォータータウンの住人が。」星香「静海…。」星香は黙っていた。すると、小さな女の子が静海に近づいてきた。女の子「静海お兄ちゃん?」静海「誰だ?」杏「私は杏です。」静海「杏?まさか、母さんの子供?」杏「これ、お母さんから預かった手紙。」静海は読んだ。
◆静海へ◆
静海、母さんの話をよく聞いて、父さんはね、当主様に殺されたんじゃないのよ。父さんは自ら死を選んだの、父さんがやってた仕事は、暗黒魔王の兵隊さんみたいなものだったの、脅されていたの、兵隊にならないと家族を殺すって言われてたの、でもね、父さん平和主義だから嫌になって自殺したの、ウォータータウンのみんなは止めようとしたけど。みんなには本当の事は言わないって約束したの、わかって、静海。
◆母さんより◆
静海は涙を流していた。星香「本当のことわかった?」静海「うん…。俺は勘違いしてた。」ウォータータウンのみんなが来た。住人「静海くん、今まで黙っていて申し訳ない。」静海「俺こそ、疑って申し訳ない。」星香「火を消そう。」静海は精神倒立をした。すると、水の竜が出てきて火を消した。星香「禁断の書、返してくれる?」静海は星香に渡した。
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