【完】ラブ☆パワー全開



「んじゃ、はい」



そう言って差し出された掌。

それを見て、
あたしは固まってしまった。


いや、だって仁からこんな風にするのって今までなかったよね?



「どーしたの、仁?」



思わず聞き返してしまった。


勿論、嬉しい限りなんだけど!



「クリスマスやし?」



あぁ、そっか。

今日はクリスマスだもんね。


今日だけは、
恋人同士のフリをしてくれるつもりなのかな?


これって最高のクリスマスプレゼントじゃん!


少し赤らめた笑顔に、
あたしも少し赤くなった。

すごーく照れながらも、
差し出された手を握ると、



「え!?」



思わず赤面。


だって!

だってっ!

手がー!


恋人繋ぎなんですけど。



「クリスマスやしな」



驚くあたしに、
笑って言いながらも仁も真っ赤。


恥ずかしい……。

すっごく恥ずかしいっ!


自分からするのはいいんだけど、
仁からされると……ねぇ。


ってか、手繋ぐのってこんなに恥ずかしかったかなぁ?




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