HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~
黒幕
霞が
「これなら大丈夫じゃない??」
霞桜が
「バカ。まだアイツら本当の姿になってね~だよ。」

「本当の姿??」
と言った瞬間、口では表せないほどの何かが変わり始めた。
真が
「みんな一声に全力で攻撃して早く。」
霞が刀を構えて、霞桜が
「花鳥風月はソイツの心次第でどこまでも強く慣れる技だ。気合い入れな!!」
霞が
「花鳥風月『花』!!」
と叫ぶ。
霞桜から零れる桜の花びらが巨大な一つの花になってヤマトノオロチの上空に咲く。
そして、霞桜が語る。
「花は散る瞬間がその花の生き様を表す。儚くも、散る運命と分かって咲く花。」

と言うと霞桜が作り出した花が散り始める。その花の散りゆく花びらがヤマトノオロチの体を溶かしていく。
真が印を結んで、
「水龍刃!!」
水でできた龍がヤマトノオロチを襲う。
その水に向って彩乃が
「行け!!雷龍!!」
と体の中から、巨大な雷龍が出る。真の水と交わり更に威力をます。
ヤマトノオロチの回りで爆発が起る。
「やったか??」
霞桜が聞く。土埃が収まり、地面に白龍、畤龍、紅龍、鳳龍が人型に変わって倒れていた。
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