君の魔法がとける瞬間(とき)

可愛い敵現る



「おはようございまーす…」


特別ルームには誰もいない。


当たり前か…今授業中だもんね。





…ガタッ




「ひゃっ!」


誰もいないはずなのに…背後から物音が…



恐る恐る後ろを向く。




「うわぁぁ!!!!」




「うあああ!
ビックリしたぁ何だよ!?…って佑月?!」





「…はい。佑月です。なんだ…愛舞さんじゃないですか」



物音は愛舞さんがソファから落ちた音だったみたい。



「今授業中ですよ?どうして…」



「決まってんだろ……!
サボり♪」



ガクッ。
自信満々にサボり告白をされてしまった。




「ダメですよ、ちゃんと授業受けないと!」



「そーゆーお前は、もう大丈夫なのか?」




「はい!おかげさまで!
心配かけてすいません」



「大丈夫なら良かったよ。さぁ〜何か買いにでも行こうかな!お前も行くか?」



「いえ、授業がありますから」



「真面目ぶってないで来い!」




「えぇ〜!?」



そのまま私は、愛舞さんに連れられて近くのコンビニへ。
わざわざ学校抜けなくても、売店があるのに…







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