君の魔法がとける瞬間(とき)

与えられた条件


「佑月ちゃん!よく来たわね〜!安仁屋の妻で、安仁屋里美よ。よろしくね!」


「よろしくお願いします。浅香佑月です。」



「しっかりと挨拶も出来るのね〜!
偉いわ〜おばちゃん感激しちゃった♪おいで、お部屋を案内してあげるわね」



里美さんは、初めて会った私にとても優しく接してくれた。



「ここよ、おばちゃんが家具とか全部揃えたの♪」



連れてこられた部屋の扉には"Yuzuki'sRoom"と書かれていた…



「本当に…すいません…」

嬉しくて、涙が溢れた。


人と人との繋がりって、こんなに暖かいものなんだ。



お父さん、私知らなかったよ。






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