言ノ葉。
「うるさいぞ」


注意しながら先生は、
『そこまで言えばわかるだろう』


というような表情で僕を見ていた。


無反応なのもどうかと思ったので、
僕は小さく頷いた。


見ようによっては、頭を下げたように
見えたかも。


そんなことを考えていると、先生はHRを
終わらせた。


皆は音楽室に向かうだろうけど、
僕が今日最初に向かうべき


場所は。






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