人生を振り返って
4歳 軽井沢の別荘
嘘の様な話。

この時の記憶は軽井沢の別荘で遊んでいる時の事しかない。

しかし、この時の事が将来において普通の人ではなかなか経験できない方向に導いていった。

この時期、父親と父親の友人とで軽井沢に別荘を買った。

そこで何度か遊んだ記憶があるのだが、いつの時からかその記憶がぷっつりと切れてしまった。

後に聞いた事だが、その遊んだ記憶のある軽井沢の別荘の料金を、担当の営業が持ち逃げしてしまったので、その別荘の購入契約を解除したので遊んだ記憶が途絶えたらしい。

ここまでの話では、「なんだ、ただ騙されただけじゃないか」で終わるのであるが、そうではなかった。

今、事実確認しているので実名は出せないが、現在も存在する有名な芸能プロダクションが当時、不動産売買の手伝いをしていたというのである。

これは父に聞いた事であるが、今は誰でも知っている芸能プロダクションが不動産売買の手伝いをしていて、こちらが払った料金をそのプロダクションの人間が持ち逃げした。

そしてその事を知った今ではそのプロダクションの社長になっている人が、当時謝りにきて土下座をした事からそのプロダクションと父との関係ができたのである。

そのプロダクションは今は亡き銀幕のスターだった人が設立し、今でもそのプロダクションの名前を出すと誰でも知っている人が多い。




もし、この時期に父が別荘を買う事を決断しなかったら、後の芸能界との関係は無かったかもしれない。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ウェディング・ドリーム

総文字数/3,136

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop