「チャーハンおいしーー」

「本当?良かったー」

「香織はさ、何高?」

「えっ?私?私は上原高校だよ!」

「えっ!上高なんだ。 俺は、西北高校だよ。」

えっあの有名な西高に陸行ってるの?

「あそこ有名じゃない?」

「そう?ちょちょいといけちゃったけど」

「どんだけ頭良いの」

「馬鹿にすんなって~」

「ごめんごめん」

まさか陸が、こんなに頭良いとは思ってなかった。

「もう夜遅いし香織寝たら?」

「うん。陸は寝ないの?」

「うんまだ風呂入ってねぇし。だから先寝ていいよ。そこのベットでねていいよ」

「えっ?でも陸はどこで寝るの?」

「俺は床で寝るから」

え?床?

「そんな、悪いよ」

「大丈夫だよ」

「本当?ありがと」

「香織は俺ん家から学校行く?」

そっかぁ、そういえば今日は、木曜日だった。

「うん。じゃあおやすみ」

「おやすみ」

陸はやっぱり悪い人じゃなかった。

こんなことかんがえていたらいつのまにか

寝てしまっていた。



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