わんことにゃんこの愛し方
大好きな、憧れの修司兄ちゃん。
昔もよく自転車の後ろに乗っけて色んな所へ連れていってくれた。
それは時が経って、大きくなっても、会えなかった空白があっても、なんにも変わらない。
この大好きな気持ちも変わらない。
でも、なんでだろうね…
修司兄ちゃんの心音を聞きながら、ゆっくりと目を瞑る。
闇の中に浮かんだ、ひとつの影。
分かんないんだよ、全然分かんないの。
なんで頭の中で、この体温と奏を比べちゃうんだろうね…?