わんことにゃんこの愛し方
「でさ、俺まだ友達いないからさー、これからもまた昔以上に仲良くしてな。」
「だが断る。」
「でたよ理桜ちゃんの速答。」
変わってないなー、なんてのんきに言うコイツに、イラッと来たからとりあえずスネを蹴っ飛ばす。
「いってー!!」
足を押さえてうずくまったチャラ茶髪を鼻で笑って、私は彼に背を向けた。
「アンタみたいなやつ知らない。っていうか私へらへらした男嫌いだし。もう一人でも大丈夫なんでしょ、私に構わないでくれる?」
「だが断る。」
「ふざけんな突き落とすぞ。」
「すみません。」
茶髪になってもへたれなところは相変わらずらしい。
そこは成長してほしかったな、せめて。
「そうゆうことで、アンタみたいな目立つヤツに近くをうろつかれたら迷惑だから近づかないでね。」
それだけ言い捨てて、私は屋上を出ようとする。
しかし、がしっと後ろから腕を掴んで止められた。