わんことにゃんこの愛し方
目をぱちぱちさせている奏を、私はこれでもかというくらいキッと睨んだ。
「サイテー。もういい、奏なんてもう知らない!!
奏まで私のこの男顔をからかうの!?オカマみたいだって笑うんだ?
ほんっと生意気になったね!!」
会えなかった三年間、奏がどうしてたかなんて知らないけど、
昔はもっと気の効く優しい子だったのに!!
「あ、おい理桜!!」
私は奏の静止の声も聞かずに屋上を飛び出した。