砂漠に堕ちた天使 番外編
「新婚で愛する人と離れ離れになってしまっただなんて……可哀想に……でも生きていることを喜ばなくてはいけないわ 絶対に私達が会わせてあげる」



ファラウラは莉世をしっかり抱きしめた。



「ありがとう……見つけてくれたのが皆さんで本当に幸運だったわ」



莉世は瞳に涙を溜めながらもう一度お礼を言った。



「とりあえず、リセがジャダハール国のお妃さまだという事は伏せた方がいいと思うの 友好国であれば問題ないけれど、もし敵対国だとしたらリセは利用されてしまうから」



ファラウラの言葉に莉世は頷く。



「わたしもそう思う 慎重に事を運びたいの」



「そうよ!慎重が大事だわ!セレナ、いいわね?一言も余計なことを言ってはダメよ」



ファラウラがセリナにきつく言う。



「も、もちろんよ 私は言わないわ」



セリナは慌てて大きく頷いた。



「本当に心から感謝します」



莉世はお礼を言った。



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