愛されるより、愛したい。
双子


いつの間にか寝ていた。
考えすぎて頭がパンクしたのかな。

凄く頭が重かった。

「タクちゃーん!雑誌取って!」

「…」

「え!?無視!?」

誰かの声が聞こえた。でも寝てる間にかけられたのだろう、毛布で前が見えなかった。

「もーいい!ゲン!雑誌!」

男のだと思う高い声は若干幼く感じた。

「痛っ!投げんなよゲン!」

「うるせぇよハゲ」




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