7年越しの、願い事【BL】
「やっぱり持ってくる」
そう宣言して、
今度は止められる前に立ち上がり、
自分の部屋へと向かった。
そして空き缶を取り出し、
明之の待つリビングへ戻った。
「この中にあります!」
「仕舞ってきなさい。
いっそ捨てなさい!」
やっぱり明之は焦っているようだ。
この恥ずかしがり屋さんめ!
例えどんなに照れくさい言葉があっても、
俺だって同じなんだから大丈夫と、
そう言って慰めてやろう。
「開けます!」
「やめろ!」
制止の言葉を振り切って、
俺は缶の蓋に、手をかけた。