だけど、俺は教師でお前は生徒
「……先生、あり……がとっ」



泣きながら、俺に抱きつく澤村。



「だから、もう俺は先生じゃないし、先生って呼ぶのはやめろって。陽斗だろ??陽斗って呼べよ」



付き合ってからも、澤村は俺をずっと“先生”と呼ぶ。



まぁ、もう慣れちゃったけどさ。



「……恥ずかしくて、そんなの……呼べないもん」



「いいから!!言ってみろって!!」



「えっと、えっと」



「早くっ」



「……陽斗」



顔を真っ赤にして、やっとの思いで小さくつぶやく澤村。



ちょっと、可愛すぎないか??



「美波……その顔、ヤバいっ」



そんな顔を見ていたら、



軽くキスするつもりだったのに、



深くて甘いキスになっちゃうって。


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