アクマの掟

「せんせーおはよっ。」
「おぉ藤田、おはよ。」
先生と言う事もあって
今は“藤田”って呼ぶカイト。

なんだか寂しいけど、
仕方ないんだよね。
そう自分に言い聞かせて笑顔を作る。

「戸田先生、ちょっと・・・。」
「はい、今行きます。」

「んじゃ、ちょっと行ってくるよ。」
そう言って先生は私に背を向けた。



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