天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
ともあれ机の上に置いたコンビニの袋から、面々は弁当を取り出す。

「あれ、何だ。全部唐揚げ弁当じゃん」

「このアイス誰の?」

「あ…それは私の…」

「色々バリエーションつけて買ってこいよ。パシリとしても使えねぇな龍太郎」

「文句言うなら喰うな!」

「まぁまぁいいじゃん。折角暑い中買ってきてくれたんだし」

「そうだぞ~、喧嘩せずに喰え~」

各自弁当が行き渡ったところで。

「「「「「「いただきます」」」」」」」

少し遅い夕食が始まった。

この夕食が『怪異』の始まりである事を、まだ彼らは知らない…。

< 42 / 141 >

この作品をシェア

pagetop