天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
「かくなる上は!」

夕が制服のポケットから護符を取り出した!

「夕が先祖代々より伝わる陰陽術で、郷先生にとり憑いた狐霊を祓って差し上げます!」

五枚の護符を右手に、ビシッと構える夕。

流石陰陽師の血筋。

こういう時は頼りになる。

「秋雨!あんたも魔法使いでしょ!何とかしなさいよ!」

ググッと秋雨の背中を押して前線に出そうとする月姫。

「いっ、いや!俺は幽霊とか悪霊とかは苦手で!」

秋雨がイヤイヤと首を振る。

「だから~…」

郷一人がうろたえる事なく、呑気にボリボリと頭を掻いた。

「クロとシロは害意のある狐霊じゃないんだって…」

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