先生と約束

あれから数日がたち、車校にもなれた頃。




『…なんで?

なんで会わないの?』



全くと言っていいほど、北村先生を見かけることも無くなった。



『休んでたりして?』



チラッと私を見ながらみずきちゃんが言った。

みんなには先生への気持ちに気付いてから、相談するようになっていた。



『えっ?いるよ。

最近毎朝こっちのバス乗ってるし』

『エーッ!!!』



ビックリしすぎて、
思わず叫んでしまった。



みゆちゃんの話によると、
今週はみゆちゃんたちの路線だとか。



『もっと早く教えてよ〜〜…』

と、机に突っ伏した。



ゴメンね?知ってるとばかり…

と申し訳ない顔で言うから私も謝った。






そのあとみずきちゃんがいい提案をしてくれた。




ーーその提案とは、




私がみゆちゃんの家に、泊まりで遊びに行ってて、

次の日も朝から車校があるから、たまたまこのバスに乗りました。
作戦!!


我ながらいい案。
と自画自賛しているみずきちゃん。

でもでもホントにいいかも!

みずきちゃんに感謝!






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