初恋ディジー

ダブルのお礼


―――――――…


「ちょっと佐脇さん、いい?」


「えっ……」


紙袋を持って教室を出た時

私は三人の女子に呼び止められた。


「話あるんだけど」


どうやら待ち伏せしていたらしく、彼女たちは強引に私の手を引っ張っていく。


「――ッ!」


つけ爪が皮膚に食い込み、鋭い痛みが走る。


痛い、と言えず

それを必死に我慢していた。
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