君とテスト一週間
「じゃあ気をつけてね!
バイバイッ」
「おう
また明日なぁ」
遥斗はそういって走り去っていった
「………時間あったら家まで送ってってくれようとしてくれたのかよ……
なんでそんな期待させるようなことするの…っ…?」
あたしの目から涙がこぼれた
今まで、我慢してきた分の涙
どんどんどんどん溢れ出す涙
そして行き場を失った遥斗への気持ち
「……バカ遥斗…っ…
好き…だったよぉ」
あたしは星空の下で泣きつづけた
明日が来なければいいのに……
なんて願っていた