地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?

人は時には大胆になる





「送ってくれてありがとう!」

「あぁ、戸締まりちゃんとしろよ」

「大丈夫だよ
オートロックだし!」



あぁそういえば、このマンションセキュリティ凄かったな…



「それじゃあな」



一瞬だけ、そっと抱き締めてから莉緒に背を向け歩き出した


が、莉緒によって阻まれた


後ろを向くと、俺の服の裾を掴んでいた



「どうした莉緒」

「あ、あのさ………」

「うん」

「えっと………その…」



莉緒は顔を真っ赤にして、何か言いにくそうにしていた


なにモジモジしてんだろ…?

そんな言いにくいことなのか?


急かしてもしょうがないから、黙って待っていた



「あ………、あのね!」



言う決心がついたのか、急に声が大きくなった




< 175 / 320 >

この作品をシェア

pagetop