ー孤独な最強姫ー
夢の中で……
あれ……ここは??



私は、何もない真っ白な場所にいた。



ここは、天国かな。



いや、地獄かもしれない。



私は、人を殺そうとしたんだから。



?「美波…??」



いきなり私を呼ぶ声が聞こえた。



振り向くと、私の大好きな人がいた。



美「お兄ちゃん!!」



翔「美波、ここはお前の来る所じゃない。」



美「え……??」



翔「俺は、殺された。だが、俺はそいつらを憎んでいない。」



美「なんで……??」



翔「俺は、覚悟を決めてこの世界に入った。この世界が危険なことぐらい、お前も分かっているだろう。あいつらは、上を目指した。それだけだ。」



美「じゃあ、私のやってた事は間違っていた……。」



お兄ちゃんは、こんなこと望んでいなかった。



じゃあ、私は今まで何をしていたの。



私は、お兄ちゃんにも必要とされていない存在。



私は、いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。いらない存在。



翔「美波!!」



ハッ……。



翔「お前が俺の為に復讐をしてくれたのはうれしい。だがな、お前が復讐の為に人生を無駄にする必要はない。」



美「私の人生なんかどうでもいい。私なんて、誰も必要としてないんだから。」



翔「美波、よく考えろ。お前には、黒蝶という仲間がいる。そいつらは、今までお前に着いてきてくれただろう。」


美「うん…。」



翔「それは、お前のことが大好きだからだ。お前が必要だからだ。だから、お前に着いてきた。お前がいなくなったら、皆悲しむぞ。」



美「え……??」



私は必要とされている??



じゃあ、私はどうすればいい??



美「皆のところに戻らなくちゃ。」



翔「あぁ、まだ間に合う。戻るんだ。」



美「うん!でもお兄ちゃん……。」



翔「俺は、大丈夫。ずっと、お前を見守ってるからな。」


美「ありがとう、お兄ちゃん。」



翔「あぁ。」




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