大地くんの天気予報


…その時、いったん美術室を出てどこかへ行っていた永作先生が、ガラガラッとドアを開けて戻ってきた。


「ど~お~?進んでる~?」


「……」


永作先生の方を見ることもせず、相変わらずやる気のない様子で手を動かしている大地。


…ふと、大地が別の小さな箱に手をかけようとした瞬間、その箱が手から滑って、中に入っている小さなものがバラバラと散乱した…。


「…ッだぁもう!何だよコレはよォッ…!」


ますます不機嫌そうになる大地…。


「…だ、大丈夫…?」


そう言って、こぼれ落ちたそれらのものに目をやると、それはもうすっかり短くなって使い物にならなくなった、たくさんの色鉛筆だった…。


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