青空





私は目を覚ますとあの場所にいた。

色が無い、あの場所に。


どうしてここに…?
そしてなぜ色が、無いの?

私の頭の中は疑問だらけだ。


不思議に思っていると誰かが私を呼ぶ声が聞こえた。




「柚葉…」




私の動きが止まった。



この声…


忘れるはずがない。


私の愛しの人の声…




私は勢いよく声がした方を見た。




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