紙飛行機~Another Sky Forever
「文章だけでやり取りしてんのに、本当にいい人かなんてわかんねぇーだろ!」

「分かるよっ!」


私が思わずむきになって言い返すと、天晴が冷静に言った。


「疾風の言う事も一理あるぞ、空」

「えっ?」

「確かにそうね」


星奈も、難しい顔をして言う。


「何かに巻き込まれてからじゃ遅いわよ、空」

「…っ、だから何もないってば!私の入院中の唯一の楽しみ、取んないでよっ!」


言ってしまってから、あ、と思った。


案の定、皆の顔は悲しそうに歪む。


大地に至っては、泣きそうな顔をしていた。

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