君が好き。
第4章―恋人

*優美side


ピロリン♪

あ‥疾風先輩だ。

『いつもの時間のバスに乗る?』

『はい♪』

そう返事して、すぐに返事が来た。

『じゃあ‥バスで☆』

そっか‥恋人どうしになったんだ‥

今になって思い返すと‥
ちょっと恥ずかしい。

やっぱり‥あの事も話した方が
いいのかな‥

ピロリン♪
また、メールが来た。

今度は、まなから。

『今日から、一本遅いバスに乗るから
先に行ってね☆
昨日の事、じっくり聞かせてね♪』

まなに言うのか‥恥ずかしい//

バスに乗り、しばらくすると‥

「優美ちゃん‥おはよ。」

「先輩‥!!おはようございます。」
「今日は1人なんだね?」

「まなは‥一本遅いバスに乗るみたいです」

「光のため‥だな」

グラッ

バスが急に揺れ、どこにも
捕まっていなかったあたしは‥

「大‥丈夫?」

先輩の胸へ‥

「わ〜すいません!!」

「いえいえ。」

先輩って改めて見ると‥

背が高くて‥頼りになって‥
オマケにいい香りで‥

「‥カッコいい。」

「優美ちゃん‥?
そう思ってくれるのは嬉しいんだけど、
あんまり見つめられると
心臓持たないから‥」

「え‥?すいません!!
そんなに見てました?!」

「結構‥ね。」

「だって‥本当にカッコいいですね♪」

「あのね‥優美ちゃん?」

『桜川高校前ー』

先輩が何かいいかけた所に、

車内にアナウンスが響いた。

「なんですか‥?」

「ん‥やっぱいいや。」
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