君が好き。
第2章―進展

*疾風side


「疾風♪」

今日は入学式だったため、
俺たちもHRだけで終わった。

終わってすぐ、光が声をかけてきた。

「校門で待ち伏せしようぜ〜?」

「は‥誰を?」

「俺の気になった子♪」

え‥もしかして佐山優美?
俺も一目惚れしちゃったのに‥

少々疑問を抱きながら聞く。
「それって‥佐山‥優美?」

ドキドキ。

返ってきた答えは意外なものだった。

「違うけど‥?」

「え‥?違うの?」

「あの子は美人だなって思っただけ!!
俺は可愛い子がタイプだし♪」

「そっか‥」

「じゃあ‥行こうぜ!!」

ほっとしている暇も無く‥
そう言った光に連れ出された。
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