[完] スマフォン忍者 HISANO

壱 チーム3H

 さてさて、また肩の荷が重くなった寿乃。

 しかも、前回より重い!

 前回は個人プレーだったが、今回はチームプレー。

 しかも、そのリーダーじゃねぇ。

 思わず、寿乃はため息をついてしまった。


 その夜、巨大パソコンの前で三人は作戦会議中。

「一番痴漢が多いのは土曜だと思うんだよね。

 おまけに清川は、第四土曜普通に学校あるし。
 仕事もないから、学校の前や駅周辺うじゃうじゃいるんじゃない?」

「確かに、寿乃ちゃんの言うとおりだね。」

 んっ?なんだか話し合いがぎこちなく感じる。

 啓仁が一言も話してない。

 って、寝てるし。



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