郵便屋さん。
 



『いいよ。どこ行きたい?』




「うわ、やった…」



「ほらねーちょっとくらい
あつかましくていいのー」



「実南ありがとうっ」




ぎゅーっと実南に抱きつく。


実南が
離れろーって言うのは
いつものことだけど


この時、実南がどんな顔を
していたかなんて


あたしには分からなかった。



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