キミの言葉、ボクの声
Voice.4
白雪舞う、冬の別れ
「見て見て!雪が降ってきたよー!」
寒い寒い冬の朝。
空から白い粉雪が舞い降りた。
「リョウ、散歩に行かない?雪の中で遊ぼうよ」
「うんっ!」
キミからの誘いにボクは大喜びで声を上げた。
寒いだなんて全然感じなくて。
ただ嬉しかった。楽しかった。
キミと過ごす、この時間が。
このまま時が止まればいいのに。
…‥そう強く願う程に。
本当に、嬉しかったんだ。