*Voice Love*【完】




「ッチなんだよ海十様海十様って」

「なっ!!海十様の声で舌打ちなんてしないで!!」



「はぁ!?これは俺の声だ!!何を言おうと勝手だろ!!」

「勝手じゃないわよ!!私の中の海十様まで壊さないで!!」





そう言うと奏弥君は

机の引き出しから


私がさっきまでやっていたゲームを取り出して


そのまま自分の鞄に入れた





「ちょっと!!何すんのよ!!」

「海十様海十様うるせーんだよ!!これは1ヶ月没収だ!!」




はあぁ!?




気づけは喧嘩はヒートアップしてて




「なにそれ!!返してよ!!」

「うるせえな!!海十様って言ってるお前がムカつくんだよ!!」


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