∇TAB00〜その先にあるもの〜∇



「おおっ瑠樹、

おまえはわかってくれるか〜」




「当たり前じゃん、

啓ちゃんのことなら

なんでもわかるよっ♪」




「「「…」」」




私たち三人はこの二人を

置き去りにし

さっさと更衣室に

身を翻した.




「瑠樹ねえ…

まあなんかかわいいから

いいけど.」



「つか、かわいいと

なんでも許されるよねっ!?」




「まあ、かわいけりゃ

なんでも許せるでしょ…」




「「男ってみんな

そんな生き物なわけ!?」」



見事に私と那智の

息があい

雄太のまえから

逃走する.



「おいっ、

待てよっ!!


違うってば!!


…いや、ちがくないのか…?」




…こんな普通な毎日を

いつまでも過ごしていたかったと

そう思うのは私だけ?



それとも…


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