SEVEN WINGS

『魔法使いになってみましょう』

※・※・※・※・※

「行ってきます。昨日はお世話になりました」
 朝、9時頃。朝食を食べて、だらだらと休憩していたとき。『魔女』の使いの人が、わざわざ迎えに来てくれた。元々荷物は、ティアが持っていたので、すぐに、ここを出ることになった。 話によると、10分位で着くらしい。僕だけだったら、迷ってたと思うから、本当に助かる。
「あの、ウィータさんってどんな方何ですか?」
 使いの人に、興味本位だけどたずねる。
 魔女、ランテルナ・ウィータさんは、ばあちゃんの知り合いらしいけど、初めて会うから、一応情報収集しとかないと。
「お嬢様は良い方ですよ。ですが、変な事は考えないよう、よろしくお願いします。普通にしていれば、とても優しい方なので」
 『普通にしていれば』って、どういう意味!? 何か行きたくなくなって来た。

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