2番目の恋人


「う、噂と全然違うね。本当は性格悪すぎ」



「は?誰のこと言ってんの?性格悪いって」



「誰ってあんたに決まってるでしょっ!!」



「あんたって?」



っ〜〜



「あんたはあんたよっ!八神皐[やがみさつき]!」


「ふっ……」




鼻で笑った八神に、更にイラッとする。


「な、なによっ!」



こいつ頭がいいからって人をバカにして。



「俺の名前、知ってるんだ」


「えっ……あ゙っ……」



「光栄だな。莉緒に知ってもらえてるなんて」


「っ―…」



いちいち癪に障る。



「ってか、馴れ馴れしく莉緒なんて呼ばないでよっ!」


「は?莉緒は莉緒だろ?」


「っ……」



ニコッと笑顔を見せた八神に、不覚にも胸が高鳴った。



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