2番目の恋人
「あぁ―もうっ!」
――ギュッ
少し荒っぽく取られた左手。
「莉緒は彼女なんだから、素直に繋げ」
「っ……うんっ!!」
つい満面の笑みで、皐の手を握り返した。
「っ///」
「どうしたの?顔、赤…「っ!うるさいっ!!」
グイグイ引っ張って歩き出す皐。
あ、あれ……?
もしかして……
「照れて…「ねぇーから。」
これはやっぱり……
照れてるっ!!?
えっ?でも何で……?
「ねぇ、皐……」
「ん?」
「なんでさっき照れたの……?」
「っ!バッ、バカ!!なんで、また今ごろ!!」
確かに今ごろだけど……
もうあたしたちは、街中にショッピングをするために出てきていた。