2番目の恋人
「いや、女の子ってイルカショーとか聞いたら“行きたいっ!”って言うもんだと思ってたから」
「悪かったわね。可愛くなくて。」
どうせ可愛くないよ―だっ!
「ふっ、俺は嫌いじゃねぇよ?あんたみたいな女」
「っ…」
さっきからおかしい。
あたしの心が言うことをきかない。
初めての感覚……
そんな感覚にただ戸惑うことしか出来ない。
「でもイルカショーは見に行っとこうぜっ。俺が見たいし」
「し、仕方ないわね……」
無邪気に笑う皐を直視出来なくて、視線を反らした。
イルカショーはもう始まっていて、一番離れた席に隣同士に座った。